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story

No.32 ランジェリの工場見学


肌ざわりのよいリゼッタのランジェリ。

そのジャージーの部分を作っていただいている工場へお話を伺いにいきました。
朝早く、ゆき慣れない東京駅から特急で1時間。
そんなに遠くない場所なのに自然豊かで空気もきれいで、少し早い夏休みのよう。



どこかなつかしさを感じる田園風景をぬけると目的の工場がみえてきます。
中には大きな機械がずらっと並んでいて なかでも年季の入った機械が数台少しゆっくりと動いています。
それがリゼッタの下着を編んでいる機械です。


よく見ると糸がでている部品がカタカタと動いていて、まるで蚕が糸をはき出しているようです。
部品1つ1つまでかわいく見えるレトロな機械から目がはなせませんでした。
脇に縫い目のない、いわゆる丸編みといわれるカットソーの編み機は下着をつくる機械として生まれ進化してきました。

もうお気づきかもしれませんが、リゼッタの下着は脇に縫い目もなくて からだにほどよくフィットするためにウエスト部分がリブになっているのですが、はぎ合わせているわけではありません。

この工場に残る古い機械はフライス編みからリブ編みに切り替えることができる貴重な機械。
なので接がずにつくることができます。

下着用に作られたこの機械はかつては日本にもたくさんあったそうです。
作業の効率化や大量生産などの背景のなかで国内だけでなく外国でももうほとんどその姿は見られなくなりました。

その機械を工場長さんが案内してくださいました。


イタリアメーカーの機械は、自動でフライスからリブへ切り替えることができるのですが、その分とてもデリケートで気候によってもかなり左右されるそうで、動かしている間はつきっきりで微調整を行うとのこと。


生地を編み下げた後、目視でチェックしますが、どれだけ気をはっていても数か所ほつれができてしまうとのこと。
手を沢山かけていることに驚きと感動、感謝の気持ちでいっぱいでした。

下着は直接肌に触れる大切なもの。気持ちよいものをとりいれたいものです。
感じる心地よさは、きっと人の手間やぬくもり、よい物に仕上げようとしてくれる 思いの分だけ感じられるものなのかもしれません。


Lisetteをはじめたときから大切にしている想いを アイテムひとつひとつから感じとっていただけたら幸いです。

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