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story

No.13 fêtes de l'edelweiss

フランスの蚤の市でふと目を留めたブローチは、なにかの角でできていてわりと大ぶりな可愛いというにはほど遠い、花のブローチ。
聞けばその花は、エーデルワイスだという。それを聞いた瞬間、いっぺんに記憶がよみがえった。


子供の頃にみたその映画。
小さな少女が手に握っていたのは、エーデルワイスの小さな花束。
そのシーンがとても心に残っている。
そしてその歌の中で歌われていた有名な歌も大好きだった。

それから、蚤の市や古物やなどにいくたびに、気にとめてみていると、エーデルワイスをモチーフにした土産ものと思われる古物が、とても多いことに気付く。
木彫りの箱や、象牙のブローチ、押し花を額に入れたもの、など、あらゆるものにエーデルワイスがモチーフとなっている。なぜこんなにも?


 


調べてみると、高いアルプスの山の上にしか咲いていないエーデルワイスは、高貴な花とされ、その昔、男性がその花を摘み、真実の愛の証として女性に贈り求婚したという。
アルプスの山々に隣接する諸国には古くからこうした土産ものが多くつくられてきたのであろう。

日本にはウスユキソウといわれるエーデルワイスに仲間が数種類存在し、多くの山に咲くそうだ。
だがアルプスの山々に咲くのはエーデルワイスとよばれる1種類だけ。


実物をまだ見たことはないけれど、
その意味を知れば知るほど、この花への思いはつのるばかり、永遠の憧れエーデルワイス。

 


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